宮前公園は、中低層の密集市街地の多い荒川区にあっては、貴重なオープンスペースでである。
高圧線の直下であり、高木植栽や建築物の高さに制限があること、や細長く特殊な地形を持つことを踏まえて計画を行った。
公園全体のテーマとしてバラ類を中心としたイングリッシュガーデンを展開して四季の変化や散策を楽しめる公園として整備を行っている。
施設の配置としては、まとまりある空間が確保可能な場所には、芝生広場やテニスコートを配置、細長い地形のエリアはガーデン中心の整備とした。
植栽構成の異なる「夕焼け色のローズガーデン」「ローズマニアガーデン」「メドウガーデン」「ローズガーデン」と名付けられた4つのガーデンを園内に配置している
園内の管理棟やトイレの配置、デザインを総合的に行ったことも特徴の一つである。
株式会社環研
