いせさき市民のもり公園は、市を代表する大規模公園のひとつとしてプロポーザルコンペにより設計者として選定された。
休耕田であった公園の敷地は、平坦で伊勢崎市を取り巻く赤城や榛名といった北関東の山々が望めるロケーションが特徴的であった。
伊勢崎の持つ様々な個性を表現し、景観をはじめとして伊勢崎らしさを体感できる場を目指して計画を行いました。
公園の中央に、周辺の市街地や山並みを眺望し、北関東の「からっ風」できる「風の丘」を据えた芝生広場「彩の広場」を中心に施設構成をおこなった。
広場の周囲には、スポーツ用の広場「汗(かん)の広場」、豊かな水源を活かした流れ「坂東太郎（利根川）」、バーべキュー場等が配置されてる構成となっています。
また、ヘリポートとして機能する駐車場や、災害時を想定した園路幅員や舗装構成、仮設住宅の設置スペース確保、管理棟に防災備蓄庫を備えるなど、「防災公園」としての機能を備えた初期の公園のひとつでもある。
株式会社環研
