海岸公園は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災の津波により大きな被害を受けた
当社では、現在整備されている海岸公園を構成する3つの地区のうち「荒浜地区」「岡田地区(設計時呼称:蒲生地区)」の再生整備に携った。
災害前の機能の復旧と同時に、震災の記憶を継承するという新たな役割を持たせながら、自然と人がつながり、新たなにぎわい・交流空間の創出を目指した。
また新たな機能として、公園を訪れた利用者や周辺住民に対して緊急時の一時避難場所となる「避難の丘」を整備している。
この丘は、公園全体や市街地方向、海方向への眺望の場であり、震災の記憶の継承と立ち直っていくまちへの想いをはせる場として計画している。